🐾4 ペットとの絆は、心を癒す?
― 最新研究が教えてくれる「愛着」とメンタルヘルスの関係 ―
💡 信頼できる国際チームによる研究
2025年10月、オーストラリアの ラ・トローブ大学(La Trobe University) を中心に、
メルボルン大学 や モナシュ大学 の研究者たちが協力して行った研究が、
国際学術誌 Animals(MDPI出版)に掲載されました。
論文タイトルは:
The Relationship Between Attachment to Pets and Mental Health and Wellbeing
ペットと飼い主の“絆”が心の健康にどう影響するのかを、過去の研究をまとめて分析した システマティック・レビュー(系統的総説)です。
この論文はオープンアクセス(無料公開)で、全文を読むことができます。
📘 全文を読む(MDPI公式サイト)
🐕🦺 ペットへの愛情は、いつも「良い心の薬」?
「ペットと暮らすと心が癒される」――そんな実感を持つ方も多いはず。
けれどこの研究では、少し違った視点が示されています。
ペットへの愛着が深いほど、必ずしもメンタルヘルスが良くなるとは限らない。
時にはその強い絆が、心の負担になることもあるのです。
🔬 研究の概要:世界中のデータを分析
研究チームは、世界中で行われた 116件の研究を精査。
飼い主の「ペットへの愛着の強さ」と、「孤独感」「ストレス」「幸福感」などの心の指標との関係を整理しました。
その結果見えてきたのは――
ペットへの愛着とメンタルヘルスの関係は、単純な“プラスの相関”ではないということ。
🧭 結果:大切なのは「深さ」より「バランス」
ペットを強く愛することは素晴らしいことですが、
その愛情が依存的になりすぎると、喪失への不安や孤独感をかえって強めてしまう場合があるそうです。
一方で、ペットを「パートナー」として尊重し合うような穏やかな絆を持つ飼い主ほど、幸福感が高い傾向が見られました。
つまり――
「どれだけ深く愛しているか」よりも、「どう愛しているか」が大切なのです。
🌿 心のバランスを取り戻すヒント
「うちの子がいないとダメ」と思うこともありますよね。
でも、この研究が伝えてくれるのは、
あなたの心が安定していることが、ペットの安心にもつながるということ。
愛情を注ぐことと、自分自身をいたわること。
どちらも、同じくらい大切です。
🕯️ 穏やかな関係を育てるための日々のケア
- 🌸 ペット対応アロマディフューザー — 穏やかな香りで、飼い主もペットもリラックス。
- 📔 マインドフルネス・ノート — 「今日うちの子に感謝したこと」を1行書くだけでも、幸福感が高まります。
- 🛋️ 静かな時間を共有 — “何もしない時間”こそ、絆を育てる大切な時間です。
💬 まとめ:支え合う関係が、心を健やかに
ペットへの愛情は、人生を豊かにしてくれる大切な力。
でも、その絆が本当に健やかに育つためには、「愛情」と「自立」のバランスが欠かせません。
ペットに癒されるだけでなく、飼い主自身も“自分を癒す時間”を持つこと。
それが、愛する家族(ペット)との関係をより穏やかにしてくれるのです。
📖 出典
Northrope K., Shnookal J., Ruby M. B., Howell T. J. (2025).
The Relationship Between Attachment to Pets and Mental Health and Wellbeing: A Systematic Review.
Animals, 15(8):1143. DOI: 10.3390/ani15081143

