🌱 小さな小松菜を守れ!食害の原因はヨトウムシ??
6月に入り、Bostonも急に暖かく、、、というより暑く眩しい日が続くようになってきました。。
毎週土曜日のお楽しみである、無農薬Farm通いを再開しています。

私たちは家族でボランティアとして参加しています。
我が家族に託された役割は、Farmの 「虫対策」 です。
でも、ただ虫とりをするのではありません😊
どんな虫がいるのか。何を食べているのか。どんな暮らしをしているのか。
小さな生き物たちをじっくり観察しながら、Farmの虫対策を検討しています🐞
妻はかなりの虫好きで、この時間を家族みんなで、毎週楽しんでいます✨
「小松菜の葉っぱに穴が空いてるよ!」🚨🥬
Farmに到着するとさっそく仲間から
「小松菜の葉っぱに穴が空いていて変な黒い虫がいっぱいいるから見てみて!」と指令を受けました。
現在Farmでは小松菜、水菜、ラディッシュ、ほうれん草が20cmくらいまで育ってきて間引き中です。
その他、いちごは収穫期、とうもろこしは芽が出てきたところです。
先週植えたとうもろこしの種の芽が出てきているか気になるところですが、😳
まずは小松菜を観に行きました🔍

すると、葉に小さく丸く空いた穴やかじられたような跡がありました。


特に葉脈の間の穴が目立ちます。どうやら、誰かが小松菜を食べに来ているようです🐛
小さな丸い穴はよく見る1.5mmくらいの小さな黒いハムシでしょうが、そんなに問題にはなりません。
問題はこの葉脈の間をかじるように食い荒らしているやつです。
かじり方からは青虫かナメクジ系でしょうか。
食べたのはだれ?観察スタート🔎✨
小松菜を食い荒らすものといえば、青虫。
さっそく、葉の裏や茎の周りを探してみました。
……が、
青虫の姿が見当たりません。
その代わりに、たくさんいたのは……。
なんと、ハサミムシ!
仲間が話していた黒い虫はハサミムシでした。
小松菜の葉の上に沢山います。
ハサミムシは小さな虫を食べる肉食の虫です。
石の裏や土の上にいることの多いイメージでしたが、これだけ葉の上にいるとなると
なにか餌になるものがいるのでしょう。
しかし当然葉はかじらないので、さらなる手がかりを探します。

葉の上にところどころ見られる糞の集まり。何の糞??
糞の周りに糸のようなものが見えます。菌糸?糞をした犯人が出す糸?

小松菜の茎にカメムシの卵を見つけました。ひとつだけHatchしています。
このサイズ、形、この整列した産みつけ方は、カメムシでしょう。
後で調べたら、肉食性カメムシであるSpined soldier bug (トゲカメムシ)の卵であることがわかりました。
このときはカメムシとして卵を除いてしまいましたが、
Farmの益虫であることがわかったので次からはそっとしておくことにします。
もちろんカメムシは葉っぱをかじらないため、犯人ではありません。

ゾウムシもいましたが、この子も葉はかじらない。


折りたたまれた小松菜の葉の中に糸で作られたおうちが。
予想通り、クモのお家でした。奥側に白い卵が見えます。

葉のうらにクサカゲロウの幼虫もいました。
アブラムシが増えてきているのでこれから増えるでしょう。幼虫は初めてみました。ラッキーです😊✨
でも葉をむしゃむしゃかじるような子は見当たりません。
さらに30分の大捜索。ついに発見🐛✨
その後も諦めずに探していると……。
いました!
ヨトウムシの幼虫を2匹発見しました。
大きさは約8mmほどでどちらも同じサイズです。

この子たちは、見た目は小さいのですが、とにかく動きが速い!
プラスチックのコップに入れて観察していると、すぐに逃げ出そうとします。
「こんな小さな体で、こんなに力強く動くんだ!」
と思わず驚きました😊
ハサミムシとヨトウムシ。一緒にしたらどうなる?🤔
しかし、孵化直後のヨトウムシの幼虫集団や卵は見当たりません。
これだけハサミムシが葉の上にいるので、ヨトウムシの卵と幼虫もハサミムシに食べられているのかもしれません。
(ハサミムシの写真は取り忘れました。)
そこで、捕まえたヨトウムシの幼虫とハサミムシをしばらく一緒にしておいてみました。
約2時間様子をみましたが……。
ハサミムシがヨトウムシを食べる様子は見られませんでした。

少なくとも今回観察した状況では、ハサミムシはヨトウムシの幼虫を食べませんでした。
まあ、コップの底ではハサミムシも落ち着かないでしょうし、
ヨトウムシは少しつつくだけでものすごく体をくねられて跳ねるように逃げ回るため、食べるのは難しそうに見えます。
卵やもっとちいさな幼虫であれば食べられるかもしれません。
もう一つの発見!カタツムリのような小さな生き物🐌
さらに観察を続けていると、小松菜のすぐ横の雑草で、大量のある生き物を発見しました。
それは……。
オカモノアラガイです🐌

カタツムリに似ていますが、カタツムリと違い炎天下でも殻にこもらず移動し続けています。
コップに回収しても、つのを出して移動し続け、すぐに逃げようとします。
カタツムリですが、活動性は水がすくなくても動けるナメクジ寄りなのかなと感じました。
ネットで調べてみると、オカモノアラガイは小松菜の葉をかじる食害の原因になるようです🌱
それが、小松菜のすぐ横の雑草に大量にいる状況です。一つの雑草に容易に10匹ほど見つかりました。
葉をかじっている犯人かどうか、糞をみて判断しようとおもい、
小松菜と一緒に入れて1時間ほどおいておきましたが、殻のなかに閉じこもっていないとはいえ
rest timeなのか、糞はしてくれませんでした。
私たちの小さな推理🕵️♀️🌱
今回の観察から、今回の小松菜を派手にかじっている犯人として
① ヨトウムシの幼虫。
ヨトウムシを犯人と決めつけるには、卵や1齢~2齢幼虫の集族が見つかりませんが、
見たことないくらい葉の上にたくさんいたハサミムシたちに食べられているのかもしれません。
また今回のは3~4齢と思いますが、この頃から日中は土に隠れる様になってくるので、
夜間に食べに小松菜畑に来ている可能性があります。
② オカモノアラガイ
すぐ横の雑草に大量に住み着いており、小松菜などカルシウムの豊富な植物が大好き(殻を作る必要があるので)。
移動能力も高いようなので、畑の天敵ナメクジのように、
夜間~早朝に小松菜を食い荒らしに来ている可能性があります。
ただ、カタツムリの仲間がこんなにしっかり葉をかじれるものかという疑問も残ります。
ついでに、かじられた周りにある糞の印象は小さなコロコロ糞で小さな青虫の印象です。
葉の上にカタツムリの這ったあとは目立たず、現時点では犯人は、
ヨトウムシ>オカモノアラガイの印象ですが、まだまだ観察が必要ですね😊
これからの対策🌿
犯人が特定できたわけではないので、今後も追究していきたいと思います。
オカモノアラガイについては、小松菜の周りの雑草を完全に除去しました🌱
また、畑の仲間に、早朝の見回りが可能なときに、ヨトウムシやオカモノアラガイに注意して見てもらうよう頼んでみました。
オーガニックファームなので対策はなかなか難しいですが、農薬を使わないからこその肉食カメムシやハサミムシ、テントウムシ、クサカゲロウといった味方もいます。
来週の土曜日、どんな変化があるのか楽しみです。
これ以上、食べられてないといいけど。
Farmは小さな発見でいっぱい✨🐞
葉っぱの中に隠れているハモグリガの幼虫らしき子をみつけました。

↓こちらもハモグリの仲間でしょうか?
同じくらいのサイズの幼虫が頭?半分葉の中に潜ってじっとしています。


ハモグリバエで蛹になろうとしているとかでしょうか。
なんの虫かわかる人がいたら教えてください。
野菜ではなく虫を呼ぶためのファームフラワーの葉だったためそっとしておきました。
来週覚えていたら、どうなっているか確認してみようと思います。
交尾中のモンシロチョウがいたり、

さらに、土を耕していると土の中からおそらく羽化したばかりのクワガタが出てきました。

Farmには、毎回たくさんの小さな命との出会いがあります。
野菜を育てる場所でありながら、生き物たちの暮らしも観察できる場所。
これからも、小さな発見を大切にしながら、Farmの生き物たちを観察し見守り、
時にシビアに対策して行きたいと思います(笑)🌱🐛🐞🌿
